「パーランジュ」の真珠について少しばかりご紹介します。 *** 高品質の日本製模造真珠 *** 浅井家の本拠地は現在、北海道帯広に近い音更町。浅井家長老はさかのぼること50数年前、1950年代から15年前まで、大阪和泉市で日本でも有数の模造真珠(人造真珠)の職人でありました。ガラスベースの核にパールエッセンスを施し、本真珠に匹敵する輝きをもつ人工真珠を製造していました。 ミキモトパール(養殖真珠)が約百年前に誕生した頃、ヨーロッパはスペインでマジョリカパール(人工パール)がドイツ人技師の手によって誕生します。日本でも同じ頃、養殖真珠と平行して、人工真珠の技術が開発されます。ガラスのベースに、輸入されたパールエッセンスをコーティングする技術が関西地方で広まります。最初は魚(太刀魚など光のある魚)の鱗(うろこ)から加工した真珠箔塗料が使われていましたが、徐々に鉱物を利用し、科学的に真珠の光沢を持つエッセンス(塗料)が開発される。核になる材料も、ガラスだけではなく、プラスティック、更には、養殖真珠に使われる真珠貝を原料にしたものも使われるようになります。現在でも多くの人工真珠の技術を持ち、製造にあったている人々で組織立てられている人造真珠組合なるものが存在します。80年代から、中国でも同じような人工真珠の製造が始まり、人件費の安い中国から、低品質の人工パールが日本の市場に出回り、日本製人工真珠は高い品質であっても、コストの安い中国産のパールに押され、数々の製造業者が廃業を余儀なくされます。 浅井家もその一人で、廃業後現在は北海道に移り住み、余生を楽しんでいます。中国、韓国からの品質の低い人工パールが市場に出回っている中、日本の人工真珠の品質には海外のアクセサリー製造業者から今でも高い評価をうけています。人工真珠に属する貝パールは、養殖真珠に使われる真珠貝の一部を使ったベースを、ガラスベースの代わりに使用し、その後のコーティングの作業は同じで、同じ人工真珠でも更なる付加価値を持ちます。 当サイトの運営者は上記模造真珠職人の息子です。父親が残している高品質のパールを元にデザイン、創作しています。15年以上経つそのパールの在庫は、今でもその輝き/艶は衰えず高品質を保っています。「ヴィンテージ」もののパールビーズと言っても過言ではないでしょう。 サラリーマンの週末創作ですが、10年以上ファッションアクセサリーのバイヤーをしておりました。その経験を生かし、付けやすく、デザイン性に富んだパールアクセサリーを創作しています。少しクセのあるデザインですが、個性的なデザインであると自負しています。アフターサービスにも気をつけていますので、是非「パーランジュ」の人工真珠をお試しください。 *** 真珠のお話 *** 真珠は真珠貝の中で、異物が入り、真珠貝が自分自身を守るために、その異物に自身の体から出るパールエッセンスを巻いて閉じ込めるという行動から出来上がります。貝の器官のひとである「外套膜」から分泌される物質によって、本来貝殻になるはずのものが真珠に生まれ変わるのです。養殖真珠は、意図的にその真珠貝に核と呼ばれる異物を挿入し、真珠貝にパールエッセンスを人工的に排出させ、真珠を作らせるのです。日本ではあこや貝が有名です。また太平洋の海域に生息する白蝶貝はホワイト、クリームローズの白系のパールエッセンスを有し、タヒチなどに生息する南洋真珠(黒蝶)貝からはブラックパールが有名です。また、琵琶湖の固有種イケチョウ貝から生まれる淡水パールが知られています。
【真珠地図】
オーダーメイドも承ります。 お好きなデザインをご提案ください!! 例えば、掲載アイテムの色違い、サイズ違い、ビーズの種類を変えるなど... 「ご意見コーナー」からお入りください。 過去のお問い合わせ集 ネックレスの糸切れ等(玉結び仕上げ)の修理も承りますので、気軽にご連絡ください。 糸通しのネックレスは2〜3年毎に糸を取り替えると永くお使いいただけます。 問い合わせまでお願いします。 眠っているビーズや、飽きてしまってタンスの肥やしになっているネックレスなど、 意外と使っていないアクセサリーは多いもの。そのパーツを使ってリフォームをしてみませんか? リフォームしたいアイテムの写真を添付して、メールでお気軽にご相談下さい。