メタルアクセサリーとは?
そもそもファッションアクセサリー、イミテーションジュエリーのメタル(金属)ものとは、ベースメタル(錫)や真鍮に電気的にメッキを施したり、物理的に金/銀張りを施したりと、メッキを施したものです。貴金属とは価値も価格もそれなりに違います。最近では「割り金」といった技術で金でも他の金属と合成して、ホワイトゴールド、ローズゴールドといった貴金属が作られるようになりました。しかしながらこれらもやはり貴金属として扱われ、メッキものとは一線を引きます。貴金属ジュエリーとイミテーションジュエリー(メッキ)との決定的な違いは、ずばり「メッキは剥げる」ということです。メッキのアクセサリーは磨耗のためどうしても上層のメッキが剥がれ地金の色(鉛色)が出てきて、光沢が失われます。これはメッキのアクセサリーの寿命といえるでしょう。アクセサリーに比べ、時計のブレス部分にはかなり厚いメッキが施されていますが、やはり長い年月の使用には耐えれません。
シャネルやクリスチャン・ディオールなどの一部のブランドものアクセサリー類は、シルバー・ゴールド製の貴金属のジュエリーラインとは異なり、真鍮などの金属にゴールドやシルバーをメッキした製品があります。ラインストーンやパールを使用した商品や複雑なデザインの商品の中には、接着が弱く取れやすい物、破損しやすい物があります。ゴールドカラー/シルバーカラー/素材真鍮と表記されているものがこのカテゴリーに入ります。
【メッキの仕方】
真鍮や亜鉛と銅の合金をベースメタルとして、表面を滑らかにするために銅、輝きを得るためにパラジュームなどの金属がメッキされ、最終的にゴールド、シルバー、コッパー(銅)などのメッキが施されます。
【代表的な最終メッキの金属】
ゴールド(22金、18金等)
シルバー
ロジューム(シルバー色に近く変色無し)
コッパー(ピンクゴールド調)
ルテニウム/アンスラサイト(ガンメタル色:ブラックメタル)
【メッキアクセサリーの取り扱いについて】
汗や油、ほこり、化粧品、そのほか、汚れの原因はさまざまです。使用後は乾いた布で軽く乾拭きをしてください。使用するときは、なるべく硬いものとの接触や衝撃を避けてください。携帯するときはケースやポーチを利用し、傷をつけないようにしてください。特別な洗浄剤はなく、メッキの剥がれを補修する方法は再メッキになります。(専門店へご相談ください。)
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